お葬式

「献体」を選択した父、家族の気持ち

人の最期は突然やってきます。そして、多くの場合、初めての経験である事が多いです。悲しみにどう向き合えばいいか。
シンプルで、取り乱された状況の中でも、行う事が出来る、わかりやすい手続きをご紹介します。

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「献体」という選択:

70代に入ったある日、父は、母に献体をいう選択を決めた事を告げ、母も同意して、母も同じ選択を選びました。献体は、子供達の同意も必要であるので、母は、自分達が献体を選んだ事、そして私達に同意を求めてきました。

最初聞いた時は、献体というもの自体、馴染みのない言葉だったし、賛成とか反対とかいう以前に、あまりよくわからないという言うのが本音でしたが、私も妹も、両親が自ら選んだ選択について異議はなく、両親は申し込みを行ったようでした。

献体を申し込んだ後のプロセス:

両親が、年に一度ほど、献体先の病院に出かけて行くので、そこではどんな事が行われるんだろうと思っていると、母曰く、若い医学生の方達との交流があるようで、色々雑談する中で、「献体を選んだ理由」「献体について抵抗を感じなかったか」等、若い医学生からの屈託ない質問に答えたり、そんなやりとりがあったようです。確かに、これから医学の現場に携わる人達に、学問上だけではない、実際の現場や、実際の人の感情、そんなものに触れる機会があるという事は、とても大切な場のように感じました。

それでも、まだ、父も70代は元気で、死というものもまだまだ遠い存在の事のように思われて、この頃は、親の死、父が選んだ献体という事についても実感はわかず、言葉だけの世界で感じていたように思います。

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父の死に直面し:

父も80代に入り、やがて脚が動かなくなったのをきっかけに、施設に入所して、その一年後、「誤飲性肺炎」により、緊急入院し、半年間の入院生活の後に、最期はとてもあっけなくその時を迎えました。半年間という入院生活で、ゆっくり父と向かい合えた事、そして苦しむ事なく、眠るように亡くなり、そんな事もあってか、その後の手続きについても、とても冷静に行える事が出来ました。気持ちの問題もあったし、そしてそれに加えて、献体というシステムがとてもシンプルで、よく整っていて、親の死と言う突然の出来事の状況でも、行っていけるわかりやすい、シンプルなシステムだった事がとても大きいと思います。

人の最期は多くが突然やってきます。そして、多くの場合、残された者は初めてに近い経験である事が多いです。大きな悲しみ、戸惑い、後悔、そう、親族の死に納得出来る答えなんてないと思います。しかし、人にはいつか必ず死は訪れます。悲しみにどう向き合えばいいか。今回経験して思った事は、その非情なる瞬間に救われるのは、シンプルで、取り乱された状況の中でも、行う事が出来る、わかりやすい手続きである事。悲しみにくれる遺族を必要以上に煩わす事のない、手順だと思いました。

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